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★高橋正吾さん逝去(再)★

コロナ禍で産地訪問もままならない中、悲しい知らせが入ったきた。鳴子の最長老、高橋正吾さんが昨20日20時24分に亡くなられてしまった。ここ暫くはコロナのために連絡もしていなかったが、5月頃から体調を崩して2週間ほど入院をされていたとのこと。詳細は未だ分からない。正吾さんには懇意にして頂き、ここ数年は年に数回、鳴子に行くたびに訪問して色々とお話を伺い、こけしも沢山作って頂いた。最後の訪問は昨年の12月、90歳を迎える直前であった。その時お願いして作って頂いたこけし(90歳最初の作)が直接入手した最後となってしまった。正吾さんは高齢にもかかわらず、頭脳明晰で昔のお話を伺うのが何よりの楽しみであった。同級生であった遊佐福寿さんのブログ「福寿物語」を始めて、これから正吾さんに福寿さんとの昔話も聞きたいと思っていた矢先でもあった。只々、残念の一言である。また一人、こけし界の巨星が旅立ってしまった。今はただ、正吾さんのご冥福をお祈りするのみである。

◆正吾さんのご家族のご要望で、本日の葬儀終了まで、掲載を一旦取りやめていました。

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第448夜:春二の子持ちこけし(太胴)

Haruji_komoti2_ko 先月の20日から続けていた本ブログの毎日更新は一昨日に13日間で止まってしまった。緊急事態宣言が今月末まで延長されるとの話で息切れをしてしまったのである。今日からまた改めて更新を始めるが毎日とはならないのでご了承を…。さて、国恵は入れ子こけしなどの細工物も好きでありコレクションアイテムの一つとして関心を持っている。佐藤春二はドテラの着物を着た子持ち(入れ子)のこけしを種々作っており、第926夜でその一つを紹介した。今夜は、そんな春二の子持ちこけしの内、太胴のものを紹介しようと思う。口絵写真は、中に入っている可愛い子こけしである。

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第444夜:おみやげこけしあれこれ(変わりもの)

Omiyage_kokeshi_jinhara_kao おみやげこけしの3回目である。最近のおみやげこけしでは、3.5寸(1月は4寸)のこけしを胴模様や型を変えて3~4種類くらいを作ってくれることが多い。中には全部違った型・模様で数十本を作ってくれたりとか、変わり形を入れてくれたりする工人もいる。また、最初の頃はこけしだけでなくエジコなども入っていた。定寸の場合だとちょっと頭を傾げて入手を戸惑うようなものでも、小寸でしかもおみやげこけしであれば拘りも少ない。今夜はそんな、おみやげこけしの代わり種を紹介しよう。口絵写真は陳野原幸紀さんの帽子こけしの表情である。

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第443夜:おみやげこけしあれこれ(誰が一番)

Omiyage_kokeshi_keiji_eijiro さて、今夜も友の会のおみやげこけしの話である。長いことおみやげこけしの頒布をやっていると、同じ工人のこけしが何回もおみやげこけしになることもある。3.5寸から4寸の大きさに限定され価格も程々で、しかも100本近い量があるために敬遠される工人も少なくないようだ。とは言え、頒布は毎月と言うことで頒布担当の苦労は並大抵ではない。場合によっては例会に間に合わないようなこともあり、そういう時に急遽お願いすることもある。そうしてお願いしながら頒布した結果、昭和57年1月から令和2年2月までで、最多の頒布は蔵王系の田中恵治さんで6回であった。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、恵治さんの最初のおみやげこけしである。

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第441夜:この箱は何…?

Omiyage_kokeshi_box 緊急事態宣言の期間中(5/6まで)は、毎日本ブログの更新を続けようと勇んでいたが、早くも題材に事欠くことになってしまった。そこで少し視点を変えてみることにした。今夜の口絵写真は宅急便の箱が1つだけ。さて、中には何が入っているでしょうか? こけしを集めていて、その保存で苦労することは多々ある。最たるものは保存場所であろう。専用のこけし部屋はコレクターの憧れであるが実現はなかなか難しい。本棚のような棚に並べて飾るくらいが良いとこで、残るものは段ボール箱などに入れて押し入れに仕舞ったり、場所がなければ部屋の片隅に積まれていたりする。しかし、一旦箱詰めするとそのまま長期間置かれることも多く、それが取り返しのつかない事態になってしまう恐れも多い。今夜はそんな話である。

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第436夜:こけし界の二刀流(奈良吉弥)

Nara_kijiyama_kao 日本全体の自粛体制の中、こけし産地もすっかり落ち込んでしまったようだ。一日も早いコロナの終息を願って、「お百度参り」ではないが、緊急事態宣言の終了日(5/6)まで本ブログの更新を毎日続けたいものである。さて、昨夜の木地山こけしの繋がりで今夜は奈良吉弥を選んだ。大湯温泉の奈良吉弥は当初新型こけしの木地を挽いていたが、昭和37年に仙台の鈴木昭二と知り合ったことから、鈴木清・昭二の弟子となって本格的に木地修業を行った。3年半の後、大湯温泉に戻って地元の木地山系に倣ったこけしを作り始めた。その後、大湯温泉の小松五平の木地も挽き、昭和43年に五平が中風で倒れてからは鳴子系の五平型のこけしも作り始めた。それから僅か3年後の昭和46年に交通事故で早逝したのが何とも惜しまれる。(現時点では、五平型のこけしが手元に無いので、木地山系のみの紹介となるので悪しからず)。口絵写真は木地山系の表情である。 

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第430夜:幸三郎と鉄寿(2)

Tetujyu_s11_kao 我が横浜を含め7都府県に間もなく「緊急事態宣言」が出されることになった。これから五月連休明けまで、新型コロナウィルスとの戦いが始まる。欧米のような感染爆発にならないよう一人一人が最善を尽くそう。さて、第427夜では、ヤフオクで鉄寿として入手したこけしが幸三郎作であったこと、また「ひやね」の往来入札に幸三郎として出ていたこけしが鉄寿作らしいということで応札し、落札したところまでを述べた。その「ひやね」の幸三郎(鉄寿)こけしが送られてきたので、そのこけしについて話を進めて行こう。「往来(63集)」が来た時に入札品の中に幸三郎のこけしがあるのは気が付いたが、全体的にかなり黒ずんでいるのでそのままスルーしてしまった。その後、鉄寿のこけしを調べていてkokeshi wikiに掲載されている鉄寿のこけしが「往来」のこけしに似ていることに気が付いた。外出自粛の時期でもあり現物で確認するのは諦め、一か八かの思いで入札に参加したのであった。口絵写真は、その幸三郎(鉄寿)こけしの表情である。

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第427夜:幸三郎と鉄寿

Kozaburo_ragubi_kao 志村けんが亡くなった。新型コロナの陽性が分かってから一週間であった。日本を代表する喜劇界の第一人者の急逝を残念に思うと共に新型コロナの恐ろしさを改めて認識した。志村けんは昭和25年2月20日生れ、国恵とは僅か一か月と6日違いの同学年、とても他人事とは思えない。ご冥福をお祈りしたい。さて、本日(3/31)、ヤフオクで落札した高岡鉄寿のこけしが届いた。高岡幸三郎のこけしは系統がはっきりしないものの、その切れ長でちょっとニヒルな感じの微笑みが気に入っている。幸三郎のこけしは尺物を1本持っていたが、ヤフオクに出品されたものはそれとほぼ同寸で同じ胴模様、しかも作者名は高岡鉄寿となっていた。鉄寿は幸三郎の5男であるが、こけしは鉄寿が先に作り、鉄寿が早逝したため幸三郎が引き継いで作っていた。その鉄寿という名前に引かれて入手したのだが、話は思わぬ方向に発展してしまった。本ブログは3/31に書き始めたのだが後述の理由によって、4/4の夜に掲載することになった。口絵写真はその鉄寿として出品されたこけしの表情である。

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第425夜:忠市の古作と70の桜

Cyuichi_okapa_kao 今日3月26日は、本来なら東京五輪の聖火リレーが福島から盛大に出発するはずであった。そんな記念すべき日は国恵(筆者)も70への門をくぐる日であった。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大は重大局面に差し掛かっていた。そんな中、今日はこけし手帖の校正作業のため、ほぼ一か月ぶりに電車で東京に出掛けた。折からのお花見日和に釣られ、校正が終わった後、靖国神社と千鳥ヶ淵まで足を延ばした。昨夜、小池都知事が自粛要請を出したこともあって、花見客は例年の半分位。開花状況は7分程度で露店も出ていないため賑やかな雰囲気はなく、静かなお花見となった。さて、先日ヤフオクで入手した秋山忠市のこけしが届いた。鳴子系では珍しいオカッパ頭、今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真はオカッパ忠市の表情である。

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