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第543夜:「国恵志堂ブックス」第3回配本!

Takakan_book_cover_part 高橋正吾さんへの追悼の目的で始めた「こけし本」作り、想像以上に立派な「本」が出来上がり、また正吾さんのご家族を始め、多くの方々からも喜んで頂き、筆者にとっても喜ばしいことであった。ネットでのフォトブック(写真集)制作サービスを使った作ったものであるため色々と制約もあるが、読み物としての「こけし本」としても一応満足の行くものとなっていると思う。ブログ「こけし千夜一夜物語」を「本」という形に纏めたいという思いは以前からあり、それがこのような形で実現できる目途もたち、「こけし本」作りを本格的に進めていこうと思っている。今回はその3回目、タイトルは『「高勘」本家と義一こけし』で、筆者の好きな鳴子系「高勘」のこけしを纏めることとした。鳴子系の中でも「高亀」と双璧と言われる「高勘」はそこに属する工人も多く、とても1冊では網羅できないため、今回はその中心たる「高勘」本家と、現在ではその唯一の血縁後継者である高橋義一さんのこけしを中心にした。福寿さんを始め、柿澤一家など弟子筋のこけしに関しては、別途纏めて行きたいと考えている。口絵写真は表紙の一部である。

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第542夜:野地スマイル(3)

Noji_s5307_kao 毎日が休日の生活をしていると記念日に対する感覚も薄らいでくる。そう言えば今日は秋分の日、それに合わせた訳ではないだろうが、今日はNHK総合で大谷の試合を中継していた。昨日、久し振りのHRを打ったこともあって、TV観戦をした人は多かったのではないだろうか。4時間を超える長い試合で、大谷は4四球でHRは無く、ひたすら疲れた試合ではあった。さて、野地さんの初期のこけしには特に興味を持っており、第452夜と453夜で紹介した。先日ヤフオクに、その頃の作と思われるが、表情が全く異なる野地こけしが出てきたので入手した。他に応札した人は居なかった。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真は、その表情である。

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第541夜:帰ってきた蛸坊主(続編)

Yoshizo_s40dainaka 前回の掲載から一か月以上も経ってしまった。ちょうど東京オリ・パラの間を休んだことになる。自粛生活の中で、オリ・パラ観戦に多くの時間を費やしたことも理由の一つではあるが、この間、新しいこけしとの出会いが無かったことが最大の理由である。8月の入手こけしはヤフオクでの3本組1点のみ、長い蒐集生活の中でも稀有なことであった。9月になって、ぼつぼつこけしも入ってきており、本ブログも再開することになった。10日程前にヤフオクで岩本芳蔵のこけしを入手した。戦後の極一般的な芳蔵のこけしであったが、保存が良かったのと、ぜひ並べて見てみたいこけしであったからである。口絵写真はその芳蔵こけしの表情である。

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第540夜:三春さんの近作(石蔵写し2)

Miharu_ishizo_kimono6_gen_kao当地横浜でも新型コロナ新規感染者が1日千人を超えた。1都市の感染者数としては最多かも知れない。筆者もかなり危険なところに住んでいる訳だが、2回のワクチン接種が完了していることが安心材料ではある。さて、昨夜に続いて三春さんに作って貰った石蔵写しの紹介である。こちらは昨夜の鹿間石蔵のような著名なこけしではなく、文献等で紹介されたものでもない山野に埋もれていたものである。3年程前のヤフオクにひょっこり現れ、円らな瞳と胴模様のねっとり感の対比が面白く入手して、そのままになっていたものである。口絵写真は、その石蔵の表情である。

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第539夜:三春さんの近作(石蔵写し)

Miharu_ishizo_shikama_gen_kao 8月に入って一週間が経過した。そして東京五輪も幕を閉じた。コロナ禍での開催には様々な批判もあったが、「やって良かった」との感想は半数を超えたようだ。生で見られるという絶好の機会は失われたが、TV等の画面を通した映像でもアスリートのスポーツに対する真摯な姿勢は見る者に大きな感動を与えたようだ。しかし、この間に全国のコロナ新規感染者は爆発的に増え続け、コロナとの厳しい戦いは続いていく。さて、今夜は三春文雄さんに依頼して作って貰った近作こけしの内、石蔵こけしの写しを紹介しよう。4月の末にお願いして、6月下旬に出来上がったものである。口絵写真は、元になった「原」こけしの表情である。

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第538夜:ソニー頒布を買ってみた!

Sony_fukujyu_kao 8月に入った。東京五輪は佳境に入り、自粛生活中の筆者もアスリートの活躍に見入っている。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大は増加の一途をたどり、とうとう全国で1日に1万人を超えるまでになった。一年前に、米国や欧州で万単位の患者が出ていた頃、日本は2桁ほど少なく、日本人は感染し難い因子(ファクター)を持っているのではと語られていたのが崩れ去っていくようである。最早、ワクチンの接種のみが唯一の希望になってしまった。TVで五輪を見つつ、PCでヤフオクを眺める日々を過ごす中で、ソニー頒布のこけしを買ってみた。平成8年から始まったソニー・ファミリークラブによる『名工の逸品「伝統こけし」紀行』はこけし愛好家を対象としたものではなく、世の中の各分野の逸品を頒布するという趣旨から、こけしの頒布会としては空前の数量を記録した。シリーズ頒布で、各回(月毎)1本がかなりの高額で頒布された。そのため品質には特に注意が払われて、木地の傷やシミはもちろん、描彩の滲みやカスレなども不良品として返品されたそうである。1工人当たり、数百本ほどの頒布が何回も行われたようで、相当数のこけしが世の中に広まったようである。今回のヤフオクでは、その内の3本を組にして安価に出品され、保存状態も製作当時そのままのように良かったので入手してみた。3本でも、頒布時の1本の1/3程度の価格で入手できた。今夜は、そのソニー頒布のこけしを紹介しよう。口絵写真は、福寿こけしの表情である。

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第537夜:英太郎(18歳)

Eitaro_18sai_kao 日本の五輪メダル・ラッシュと競うように急拡大を続ける新型コロナウイルスに対して、国や地方自治体はもはや打つ手はないようだ。国民にひたすら自粛を求め、ワクチンの普及に望みを託している。五輪での日本選手の活躍にTVを始めマスコミの関心は完全にそちらに向いており、コロナに関する報道はめっきり少なくなってしまった。さて、筆者のこけし活動もヤフオクに頼る所が大きくなっている。そんな中で、先日、佐藤英太郎の18歳作と言う保存完璧のこけしが出品され、獲得に走ってしまった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は18歳英太郎の表情である。

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第536夜:福寿の変形エジコ(五輪開幕!)

Fukujyu_hen_ejiko_kao 直前になって、オープニングの楽曲担当や演出担当者が辞任や解任されるという異常事態の中、ついに東京五輪が開幕を迎えた。東京ほか関東3県を中心に第5波と思われる新型コロナ感染者の急増の中での開幕に、その中での五輪開催がどのように進んでいくのかが懸念される。一方で競技が始まれば日本の選手を中心に応援したい気持ちは高まり、何とか無事に全競技が終わることを祈らずにはいられない。さて、先日のヤフオクに福寿さんのエジコが高亀の野菜籠とセットで出品されていた。福寿さんのエジコはかなりの数を保有しているが、今回の物は形がかなり変わっているように見えたので入札に参加した。今夜はそのエジコを紹介しよう。口絵写真はその表情である。

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第535夜:佐竹辰吉のこけし

Tatukiti_kao 前回の更新から一か月近くも経ってしまった。その間に、東京は4回目の緊急事態宣言が発せられ、東京五輪の開会式も一週間後に迫ってきた。そんな中、緊急事態宣言の効果は未だ見られず、デルタ株拡大の勢いは増すばかりである。前回掲載以降に第一回目のワクチン接種を打ち、第2回目が昨日終わった。2回目は1回目より副反応が強いと聞いていたが、今現在、針を刺した部位の痛みは多少あるものの、その他に症状はみられないまま終わりそうな感じである。さて、この期間中にも何本かのこけしを入手しており、それらを順次紹介したいと思う。今夜は鳴子の佐竹辰吉のこけしである。辰吉は高橋亀三郎の弟子で、「高勘」で働いており、こけしも作っている。しかし、その真作はあまりはっきりせず、武蔵の古作の中に紛れているらしいという話はあるが、それもはっきりしない。今夜のこけしは、胴底に「佐竹辰吉」との橘氏のラベルが貼ってあり、真作の可能性は強い。なお、橘氏の「こけしと作者」には7寸の辰吉こけしが写真紹介されている。本作は、そのサイズ違いではないかとヤフオクの出品者(旧蔵者)である無為庵氏が「無為庵閑話」で述べているので、詳細はそちらを参照願いたい。口絵写真は、辰吉の表情である。

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第534夜:阿部金次郎と大滝武寛のこけし

Kinjiro_takehiro_kao 高橋正吾さんに写しを作って貰ったことから、鶴岡の大滝武寛のこけしに興味を持ち、その後も収集を続けている。先日、ヤフオクに阿部金次郎名義のこけしが出品され、それが武寛のこけしに似ていることから、kokeshi wikiや文献等を調べてみた。出品された金次郎こけしは7寸で肩の張った鳴子型のこけし。以前に入手した武寛こけしと大きさ、木地形態が同じことから、ぜひ並べて見てみたいと思い、獲得に名乗りを上げた。予想以上に人気があり、以前の武寛こけしより高価になってしまったが、何とか入手することができた。今夜は、その金次郎こけしと武寛こけしを比べて見たいと思う。口絵写真は金次郎こけしの表情である。

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