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第724夜:友の会11月例会(R6)

2411reikai_hebi 今日で11月も終わりであるが、24日に開催された友の会11月例会の報告である。おみやげこけしは遠刈田系の佐藤保裕さん4種。新品頒布は4工人のこけしと玩具6種類が揃った。リモートからの参加は木地山系の沼倉孝彦工人。入札・抽選を含む中古品にも良品が揃い、選ぶ楽しさを満喫することができた。第二部の持ち寄り鑑賞会は戦後の高橋忠蔵工人で、原ノ町と日野の作品が揃い、会員のお披露目話に楽しい一時を過ごした。口絵写真は新山実工人の干支のヘビ。とぐろを模した秀逸な形と赤い舌が何とも愛らしい作品であった。

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第723夜:高橋林平のこけし(2)

Rrinpei_maru_kao ここの所、ヤフオクでは遠刈田系の古品が頻繁に出回るようになり気に掛けていた。遠刈田の戦前の工人の中でも作品数が少ない高橋林平のこけしは既に1本持っており、それは第30夜で紹介している。先日ヤフオクに出ていた林平こけしは手持ちの林平とは雰囲気の異なるものであり、2本並べて見比べたくなり入札に参加して入手することができた。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第722夜:山形・宮城展

2411tobu_hina 10月の友の会例会にリモートで出演された弥治郎系の新山真由美さんが、今月の14日から池袋の東武百貨店に来るという話があったので、調べてみると14日~19日まで「山形・宮城展」が開催されており、そこに出店することが分かった。そこで14日の夕刻に久し振りに出かけてみた。会場には真由美さんと吉紀さんが来ており、吉紀さんは接客応対を行い、真由美さんは小寸こけしの描彩実演も行っていた。口絵写真は木地雛。

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第721夜:佐藤友晴のこけし

Tomoharu_s15_kao こけし収集歴が半世紀を超え、それなりに所蔵品も増えてきたが、まだまだ持っていないこけしも多々ある。遠刈田系の佐藤友晴のこけしもその一つである。佐藤友晴という名前は勿論知っていたが、所蔵したいと思うような作に出会わなかったからでもある。松之進の四男である友晴のこけし製作歴は昭和14年から16年の2年余り。短い期間の割には残っている作品はそれなりにあるようだ。先月、ヤフオクに出た友晴のこけしはなかなか良い表情をしており、価格もほどほどで入手できた。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第720夜:友の会10月例会(R6)

2410reikai_okuse_daruma 東京こけし友の会の10月例会は、10/27(日)に開催された。おみやげこけしは太田孝淳さんのこけし4種。リモートでの参加は弥治郎系の新山真由美さんで、会長によるミニギャラリーは新山福太郎のこけし。新品こけしは4工人の5種で、2工人は全日本こけしコンクールの受賞型を作ってくれた。抽選、入札にはなかなか面白い作品は揃っており、興味を引いた。第二部の鑑賞会は奥瀬鉄則のこけしを囲んで大いに盛り上がった。

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第719夜:伊東東雄の鳴子型

Haruoi_kao 先日、伊東東雄のこけしがヤフオクに出ていた。東雄のこけしは少数ではあるが時々中古品市場で見かけるが、それは小寸の蔵王型のこけしであった。その手のこけしは以前入手しており、第986夜で紹介した。そこでも、鳴子系の工人である東雄が何故蔵王型のこけしを作ったのかを疑問として残しておいた。今回の出品作はkokeshi wikiにも掲載されており、高井佐寿氏の旧蔵品であった。1尺1寸の大きさに一旦は躊躇したものの、出来の良さに魅せられて入手した。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第718夜:大寸の治助こけし

Jisuke_s14hisa_kao 太治郎こけしに傾倒している国恵志堂にとって、それと対極にある治助のこけしは縁遠いものであった。そのためか治助のこけしは晩年作が2本あるのみで代表作には出会わなかった。先日のヤフオクに久し振りに治助が出ていた。1尺4寸余りの大寸であったが、その端正で渋い表情に惹かれて入札に参加した。最低価が高めであったためか様子見の愛好家が多く、締切直前になって価格が高騰したが何とか入手することが出来た。今夜はそのこけしを紹介しよう。

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第717夜:木の実さんの石蔵型

Konomi_ishizo_kao 二週間程前、ヤフオクに阿部木の実さんの石蔵型こけしが出品されていた。多才な木の実さんは幅広い作品を作っているが、伝統を超越したものも多く、国恵志堂には縁遠いものであった。そんな中にあって今回の石蔵型は純粋な伝統こけしであり気になっていた。それは所蔵の石蔵こけしとよく似た形・描彩であったからである。一緒に並べて見てみたい想いにかられ入札に参加し、入手することができた。口絵写真は木の実石蔵の表情である。

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第716夜:友の会9月例会(R6)

2409reikai_ushizo_gangu 今夜は、昨日(22日)あった東京こけし友の会9月例会の報告である。朝方の雨もあがった好天の中、初参加の方も含めて40名の参加があった。おみやげこけしはリモートで参加された遠刈田系の佐藤康広さん。新品頒布は5工人。入札・抽選も含め、状態の良い中古こけしがテーブル上に並んでいた。鳴子や中ノ沢のこけしイベント参加報告を挟んで、第二部の鑑賞会は戦後の丑蔵がテーマ。63歳から80歳台中頃までの晩年作までが幅広く集まって、楽しい鑑賞会であった。口絵写真は丑蔵のこけし車。

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第715夜:太治郎か…?(祝! 大谷50-50達成!)

Tajiro_taisyo2_kao今日20日は野球界にとって記念すべき1日となった。大谷選手がMLBで初の50-50(ホームラン50本、盗塁50個)を達成したのである。しかも6打数6安打、3連続ホームラン、10打点、2盗塁という驚愕な成績であった。さて、太治郎型こけしを纏めるために手持ちの太治郎型こけしを取り出して整理していたところ、一本のこけしが出てきた。見たところ太治郎大正期のこけしである。ところが入手の経緯が思い浮かばない。恐らく、これ一本での入手ではなく、纏めて入手した中に入っていたのであろう。弘道の太治郎写しと思っていたのであろう。ところが、このこけしをじっくり見ていて、どうも弘道作では無い可能性が出てきたのである。今夜は、その辺りの話をしてみたいと思う。

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