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第322夜:黒頭の栄治郎型(幾雄・恵治)

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さて、今夜は幾雄さんの黒頭栄治郎型である。幾雄さんは昭和55年に田中恵治さんが弟子入りして木地を挽くようになるまで、酒屋の店が忙しかったこともあり、こけし自体の製作量は多くはなかった。そんな中で、幾雄さんが何時から黒頭型を作ったのか確認していないのではっきりしない。平成に入ってからは良く見かける様になった。手持ちの黒頭は2本、うち1本は昭和期のものと思われ、それを中心に紹介したいと思う。口絵写真は、その表情である。

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第321夜:黒頭の栄治郎型(敦夫)

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先日、ヤフオクに田中敦夫の黒頭の栄治郎型が出ていた。国恵志堂は敦夫の手絡の栄治郎型は持っていたが、この黒頭は同じ大きさでもあり、昨夜の源吉同様ペアで持ちたいと思い入札した。運よく入手することが出来たので紹介したと思う。田中敦夫は昭和31年に源吉に弟子入りし、昭和33年からこけしも作っている。従って、その当時源吉が作っていたこの黒頭の栄治郎型も作ったのであろう。口絵写真はその表情である。

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第320夜:黒頭の栄治郎型(源吉)

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色々な工人の栄治郎型を精力的に集めていた頃、祐天寺にあった「つどい」民芸店で斎藤源吉の栄治郎型を見つけた。未だ持っていない源吉の作であり、かなり心が動いたが、黒頭が気になって手に入れなかった。その後、源吉の手絡模様の栄治郎型が手に入ると、今度は黒頭のものが欲しくなり、2年ほど前に楽語舎で求めた。この黒頭の栄治郎型は岡崎幾雄さんも作っており、その製作の経緯が知りたくなったが、未だに確認はしていない。今夜は源吉の黒頭栄治郎型を見てみよう。口絵写真はその表情である。

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第319夜:友の会12月例会(H30)

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昨9日(日)は東京こけし友の会、今年最後の例会があった。こけし界ニュースで今年亡くなった工人を偲んだ後、例会ギャラリーは江口委員の担当で木地について興味深い話があった。おみやげこけしは遠刈田系の我妻昇さん。今月の新品は今年の頒布こけしのストックが特別価格で頒布された。他に保存状態の良い中古こけしやこけし関連文献の頒布も多数あった。第二部では、高尾山こけしまつりやみちのくこけしまつりの報告がスライドを用いて行われた。その後、橋本正明氏より「たつみ頒布の慎二こけし」の話があり、そのたつみ頒布用の慎二こけしが出席者全員に配布された。最後に恒例のじゃんけん大会で閉会となった。なお、鳴子の大沼秀顯さんが飛び入りで例会に参加されて、今年最後の例会に華を添えた。口絵写真は筆者が手渡されたおみやげこけし。

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第318夜:垂涎の栄治郎型(幾雄)

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一時期、国恵は栄治郎型と勘治型に凝ったことがあった。栄治郎と勘治の大寸こけしはいずれも明治期の作品であり、こけし界を代表する名物こけしである。そのこけしの復元作(写し)を集めようと思ったのである。特にその型の後継者として定評のあった岡崎幾雄さんと遊佐福寿さんの原寸ものは毎年現地に足を運んで入手を心掛けた。しかし、当時は第二次こけしブームの最中、その入手は簡単ではなかった。幾雄さんの栄治郎型は昭和31年から製作されており、「こけし 美と系譜」にその初期作の写真が載っているが、その時期の作品との出会いはなかなか訪れないまま今に至っていた。先週、ヤフオクで締め切りのあった幾雄さんの栄治郎型は待ちに待った初期の作品であった。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第317夜:遂に巡り合った岩蔵!(偽出品にご注意を)

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いつからか「鳴子の国恵」と言われるようになって、その内に本人もその気になって、鳴子のこけしには一段と力を入れて集める様になった。お陰で、鳴子系で古いこけし、珍しいこけしもコレクションの中に並ぶようになった。しかし、鳴子を代表する岩蔵のこけしには縁がなかった。岩蔵のこけしは古品にもかかわらず結構な数が出回っているが、国恵が欲しいと思うようなものには出会わなかった。そんな中で10月にヤフオクに出た岩蔵は何としても手に入れたいこけしであった。今夜はそんな想いで国恵志堂にやってきた岩蔵こけしを紹介したい。口絵写真はその岩蔵こけしの表情である。

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第316夜:喜平の鯨目(戦前)

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福島県飯坂温泉の渡辺喜平のこけし(特に戦前作)は好きなこけしの一つでもあり、本ブログでも何回か紹介してきた。喜平は正末昭初からこけしを作っていたようだが、確実に喜平作と言われるこけしは昭和16年以降のものであるようだ。その喜平のこけしには目の描法が異なる2種があり、一方は一側目で眼点が大きくて丸いドングリ目のもの、他方は鯖湖の鯨目である。これまでドングリ目のこけしは入手できていたが、鯨目には縁が無く、ようやく手にすることが出来たので紹介したい。口絵写真は鯨目こけしの表情である。

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第315夜:ヤフオクの拾い物(賢二郎)

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今日から12月である。早いもので今年もあとひと月になってしまった。年初に計画したプランはまた来年に持ち越しとなりそうである。さて、Kさんより見せて貰ったもう1本のこけしを紹介しよう。初めて目にした時、その張りのある表情に好感をもったが、手の込んだ胴模様は初めて見るものであり誰の作かは思い当たらなかった。ヤフオクの出品が増えるにつれて、色々と面白いものも出てくるようになり、それはそれで楽しいものである。こういったこけしを安価に入手した楽しむのも、こけし蒐集の醍醐味の一つなのであろう。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第314夜:ヤフオクの拾い物(左京)

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国恵(筆者)がインターネットのヤフーオークション(ヤフオク)を知ったのは今から17年前。当時はヤフオクが始まって未だ間もない頃で、こけしの出品も多くはなく価格も結構高かったと思う。それが今では10本、20本と纏めて出品され、価格も一部を除いて驚くほど安価である。第二次こけしブームと言われる昭和40年から50年頃に大量に集められたこけしが、所蔵者の高齢化などにより市場に出てきているからであろう。先日、同好のKさんから最近ヤフオクで入手したというこけしを2本見せて貰った。あまり注目されず安価に入手したとのこと。面白い出来なので紹介したいと思う。口絵写真は、その新山左京のこけしの表情である。

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第313夜:弘道の微笑み(S34年の変化)

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今、斎藤弘道の昭和34年後半の作品がヤフオクに出ていて、結構な価格になっている。弘道のこけしは昭和33~34年頃のものが評価が高く人気もある。弘道LOVEの国恵志堂でもこの時期の作品には特に注意を持って眺めてきた。手作業で作るこけしであれば、全く同じように作っていても時の流れとともに変化は出てくるもので、34年作の署名のある作品でも前半と後半では細部に違いが出てきており、その微笑みから受ける印象も違ってくる。今夜はその辺りの所を見てみたい。口絵写真は、ひと月ほど前にヤフオクで入手した34年後半弘道の表情である。

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