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第177夜:最近入手の古品(佐藤円吉)

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4月も2/3を過ぎ、桜もすっかり終わって新緑の季節になってきた。久し振りの掲載である。さて、連載の古品シリーズの第6回の今夜は、佐藤円吉の梅こけしである。遠刈田のこの梅こけしは国恵志堂の重点蒐集アイテムの一つになっているので、円吉作も2本持っているが、今回の作はオカッパの様式が異なるので入手した次第。口絵写真はその表情である。

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第176夜:最近入手の古品(高橋盛)

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今年は開花後、気温の低い日が多いせいか、ここ横浜でも未だ花見が出来るくらいに桜が咲いている。さて、古品の5回目の今夜は高橋盛のこけしである。「高勘」のこけしは国恵志堂が最も力を入れているもので、大正期のものから最近のものまで地道に集めているが、昭和初期の状態の良いものがなかなか見つからない。そんな中で出会ったのがこの盛。「愛玩鼓楽」のNo.769の現品で昭和7年「橘」頒布のものである。保存がとても良いという訳ではない(胴裏にはヒビが入っている)が、程良い大きさと、この時期の特徴である平頭が明確なので入手した次第。口絵写真は、その表情である。

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第175夜:最近入手の古品(大沼竹雄)&花見2

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今年の花見は3日に靖国神社に行ったのだが、隣の千鳥ヶ淵は見頃ではなかったので、昨7日(金)に再び訪れてみた。昼時点では未だ小雨も降っている中、ほぼ満開の千鳥ヶ淵の桜を楽しんだ。今年は1本の木でも咲く時期に差があり、木全体が満開になるモクモク感は少なかった。午後になり天気も回復したので、六義園にも行ってみた。こちらは大きな枝垂桜の名所であるが、それは既に散って葉桜になりかけていたのが残念だった。来年に期待しよう。
さて、今夜の古品は大沼竹雄のこけし。昭和10年前後の鳴子では、松田初見と共に盛んに売り出していたと言われているが、そのこけしは驚くほど出て来ない。国恵志堂も大寸を1本持っているに過ぎない。今回は保存の良い竹雄だったので迷わず入手した。今夜はそのこけしを紹介しよう。口絵写真は、その表情である。

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第174夜:最近入手の古品(高橋直次)

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古品シリーズ第3回目の今夜は鳴子の高橋直次のこけしである。老舗「高亀」の高橋武蔵の3男である直次は昭和19年5月30日に24歳で没しているため、その残るこけしは多くはなく特に状態の良いものにはなかなか巡り合わない。国恵志堂も小寸のたちこが1本あるだけであったが、今回出会った直次は非常に保存の良いものであり入手した。口絵写真は、その表情である。

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第173夜:最近入手の古品(斎藤伊之助)&花見

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東京では2日の日曜日に桜の満開が気象庁から宣言されたので、翌3日に宣言の対象となった靖国神社の標本木を見に行ってきた。道路を隔てた隣の千鳥ヶ淵では桜はチラホラの咲き初め状態。標本木だけがやけに頑張っているようだった(笑)。さて、こけしは肘折の斎藤伊之助である。伊之助の残るこけしは少なく、国恵志堂も今まで所蔵していなかったが、今回出会った伊之助は表情良く、保存状態も上々だったので入手した次第。口絵写真はその伊之助の表情である。

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第172夜:最近入手の古品(阿部金一)

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先日、10本ほどの古品を入手する機会があったので、それらを順次紹介したい思う。初回の今夜は阿部金一のこけし。金一のこけしは、阿部家4代のこけしの一点として千夜一夜(1)第890夜で紹介したが、その金一こけしは一側目のこけしであった。今回、目にした金一は阿部家伝来の鯨目であり、そこに惹かれて入手した次第。口絵写真はその表情である。

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第171夜:太治郎から弘道へ

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4月に入ったものの、今日は寒い1日である。先月12日~13日に一泊二日で名古屋に出かけた折、玩友Z氏とこけし鑑賞会を開いた。最近の収集品の多くはヤフオクからが多いので、どうようなものかはほぼ分かっているが、やはり現物を見るのは楽しいものである。そんな中に太治郎の大寸物があった。共に太治郎好きで好みは一致するが、国恵志堂には大寸太治郎は既に1本あるので、このヤフオクには参加せず見守っていた。幸い、その太治郎はZ氏の手に落ち、今回それを見ることが出来た。こちらからも最近入手の弘道33年を持って行ったが、並べてみると実に良く似ているのである。特に表情は、この手の太治郎をお手本にしたかと思えるほどであった。口絵写真は、その大寸太治郎の表情である。

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第170夜:盛の入れ子こけし(戦後)

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1本のこけし(親)の中に、子、孫など幾つかのこけしを入れたものを入れ子こけしと言い、国恵志堂の収集アイテムの1つになっている。ところで、その入れ子こけし、よく考えてみると戦前の作はあまり見かけない。遠刈田系では、こけしではないが、達磨や七福神、そして弁慶など入れ子の技術を使った木地玩具は戦前からかなり作られている。一方、胴が太く、入れ子には適した形態の鳴子系では、こけしはもちろん、達磨や七福神も入れ子のものは記憶にない。これは一体、どういうことなのであろうか。そんな戦前の鳴子の木地製品の中で、入れ子が確認できるのは唯一、高橋盛の秋田時代の入れ子こけしである。これについては、千夜一夜(1)の第134夜で紹介した。それは、盛が鳴子を離れて秋田に移り、周囲の影響を受けずに自由に木地製品を作れる環境にあったことが大きいと考えている。ところで、3月の友の会例会に出掛けてみると、入札品に盛の黒いこけしが出ていた。相当保存状態が悪いこけしであったが、その表情から戦後20年代のこけしと思われた。問題は、それが入れ子のこけしであったことである。しかも、親から玄孫まで5本の入れ子であった。今夜は、その入れ子のこけしを紹介しよう。口絵写真は子こけしの表情である。

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第169夜:友の会3月例会(H29)

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昨26日(日)は東京こけし友の会の3月例会があった。東京では桜の開花宣言が出たものの冬のような寒い日が続き、お花見も延びそうな模様。当日は朝から雨も降って外出し難い状況もあってか、参加者は59名に留まった。おみやげこけしは大井沢の志田菊宏さん。会は、こけし界ニュースで始まり、ギャラリーは中の沢の荒川洋一のこけし、新品・中古こけしの頒布、入札・抽選こけしの頒布で盛り上がって第一部は終了。第二部は海外宣伝用に作られた英語によるこけしの紹介ビデオで、中には会員のお宅拝見の映像も含まれていた。最後はこけしと大エジコ、こけしポスターのジャンケン配布で散会となった。口絵写真は筆者に配布された菊宏こけし(アーモンドアイ)。

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第168夜:柿澤是伸実演販売会

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今日(23日)から、そごう千葉店で「第25回宮城県の物産と観光展」が開催され、今年も鳴子の柿澤是伸さんが実演にやってきた。毎回、こけしの出展は是伸さんだけであり、是伸個展のようなイベントになっている。千葉そごう6階の会場は昨年と同じ場所であり、かなり広いスペースであるが、初日の夕刻の段階では既に多くの作品が売れており、展示台には隙間ができていた。開場と同時に多くの愛好者が訪れ、2時間ほどで大分無くなってしまったとのことである。会期は29日までの1週間であり、是伸さんは木地も沢山持ってきているので、今後会場で実演を兼ねて作品を作り補充していくとのことであった。口絵写真は、5月人形2種である。

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