初期作

第743夜:友の会3月例会(R7)

2503reikai_9taro_atama 昨日は友の会の3月例会があった。初夏を思わせる暖かさの中、48名の方々が参集された。おみやげこけしは南部系の田山和泉工人で5種類作って頂いた。新品こけしは、初頒布の津田隆工人の他3工人の力作が集まった。リモートでの招待工人は土湯系の阿部国敏工人。入札こけし、中古こけしとも保存の良い良品が並んだ。持ち寄り鑑賞会は木地山系の小椋久太郎工人。口絵写真は久太郎さんの珍しい頭部の描彩。

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第737夜:「伝統こけし会」頒布(桜井昭二)

Syoji_s33_kao 今夜も昨夜に続いて「伝統こけし会」の頒布品である。ヤフオクに出品された「伝統こけし会」の頒布こけしは30本程あったようだが、昨夜の佐藤伝喜の他に入手したのは桜井昭二の1本だけである。添付の解説紙によれば、桜井昭二は第21回の頒布で昭和33年1月ということになっている。一目で岩蔵型と思われるので、岩蔵型としては極初期のものと推測される。口絵写真はその表情である。

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第736夜:「伝統こけし会」頒布(佐藤伝喜)

Denki_s3307a_kao 年が明けて今日が1月最後の日となる。今月もヤフオクを中心に20本程のこけしを入手した。2週間程前、ヤフオクに保存極美のこけしが出品されていた。佐藤伝喜の33年7月作である。伝喜の復活初期の作品はかなり集めており、早速飛びついてしまった。送られてきたこけしは専用の箱に入っており、頒布会(「伝統こけし会」)の解説書も同封されていた。今夜は入手した伝喜こけしとその頒布会について紹介しよう。口絵写真はその伝喜こけしの表情である。

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第734夜:2025年入手の古品(岡崎栄作)

Eisaku_s5_kao 新年早々、ヤフオクに古品の出品が続き、持っていない古品こけしをコレクションに加えることが出来た。今夜のこけしは蔵王系の岡崎栄作である。最早多くを集めるつもりは無いが、やはり持っていないもので気になるものが出てくると手を出してしまう。その工人のピーク期のものとか初期のものであれば尚更である。今夜の栄作も初期のものとのコメントがあり、wiki等で確認をした上で決断をした。最低価が高かったためか、結局他に入札者が現れず、国恵志堂にやってきた。今夜はその栄作こけしの紹介である。

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第731夜:2025年初入手の古品(宮本永吉)

Meikiti_taisyo_kao 年明け早々の2日夕刻、ヤフオクに如何にも古そうなこけしが出てきた。1出品3本ずつで、3出品で計9本であった。締切は6日となっており、じっくり検討する時間はあった。出品作はかなり黒くなっているものもあり、保存状態はあまり良くなかったが、中には気になるものもあった。それは宮本永吉と渡辺キンのこけしであり、いずれも持っていないものであった。この2本は別々の組に入っていたが、高額になると思われたので最終的には永吉1本に絞って入札に臨んだ。途中からは二人のマッチレースとなり、新年早々のご祝儀相場での落札となった。今夜はその永吉のこけしを紹介しよう。

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第728夜:2025年新春!

Bunkiti_30y_kao 明けましておめでとうございます!

関東地方は眩いばかりの初日の出で新しい年が始まった。昨年は元旦から能登半島の大地震、羽田空港での衝突事故という大惨事が発生した。被災された方々の御苦労は並大抵ではなかったと心が痛む思いである。本年は安寧の日々が続くことを祈っている次第である。本年もよろしくお願いいたします。

 

 

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第727夜:昭二永吉型の逸品

Syo2_eikiti36_kao 国恵志堂は鳴子系のこけしには特に力を入れており、なるべく多くの工人の作を集めている。しかし戦前の工人のものでは未だ所蔵に至らないものもある。庄司永吉のこけしもその一つである。永吉のこけしは櫻井家が継いでおり、特に昭二の作品には魅かれるものが多い。中でも初期の作と42年頃の細胴の作には秀作が多い。2週間程前にヤフオクに出品された永吉型は初期のものの中でもピークと思われる作で頑張って入手した。今夜はそのこけしを紹介する。

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第708夜:吉弥の黒ピーク

Kitiya_60sai_kao 8月に入って最初の週末、外は猛暑、内は五輪中継で賑わっている。三年振りの五輪であるが選手の戦いは正に悲喜こもごもである。さて、第706夜では佐藤吉弥のこけしを取り上げたが、それから程なくして吉弥のピーク期と思われる黒ロクロ線のこけしがヤフオクに現れた。保存も良く、是非欲しいと参戦したが、想定を遥かに超える金額になってしまった。それでも何とか入手することが出来たので、今夜はその紹介である。口絵写真はその吉弥こけしの表情。

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第704夜:友の会6月例会(R6)

Reikai2406_eitaro_kao 昨23日は、東京こけし友の会の6月例会があった。梅雨に入ったばかりで酷暑が収まり有難かった。おみやげこけしは鳴子系で見習い中の渡辺あかね工人の4種。オンラインでの参加もあかね工人にお願いした。新品は頒布こけしは4工人の5種。入札・抽選にも良いこけしが並んでいた。第2部の持ち寄り鑑賞会は佐藤英太郎工人ということで30名近くの参加者があり、幅広い作品を堪能することが出来た。口絵写真は英太郎こけし。

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第699夜:湯田初期の丑蔵こけし

Ushizo_s8_kao 佐藤丑蔵のこけしと言うと「湯田時代」という言葉が欠かせない。kokeshi wikiに拠れば、大正10年に湯田で開催された木地講習会の講師として招かれ、その後、小林辻右衛門が作った木地工場の指導員として湯田に残った時から始まり、昭和17年に盛岡市にある県の職業補導所へ勤めることなるまでの期間を言うようだ。それ以前の遠刈田、肘折時代の作品は判然としない。天江コレクションの正末・昭初のこけしは「フランケン」等を呼ばれ肘折の風土性を色濃く残した作品となっている。今回はそれ以降、湯田初期の丑蔵こけしである。

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