津軽系、奥瀬鉄則のこけしについては、幸兵衛型(長おぼこ型)に注目して、出来る限り入手してその変遷を眺めてきた。そしてその最初期のものは「ロボット」と称されるもので入手の機会を伺っていた。先日のヤフオクにそのロボットが出品され入手したいと思った。これまでの経験から落札価の高騰が危惧されたが、何とか入手に至り有難いことであった。今夜はそのロボットを紹介したい。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第811夜:念願の鉄則ロボットをゲット!!" »
ひと月ほど前に、蔵王系・田中敦夫の初期のエジコをヤフオクで入手した。それほど有名でも無く、人気工人でもない敦夫のエジコであったが、そこそこの入札があり、そこそこの価格になった。胴底には1980年という署名があり、敦夫としては極初期の作であることが分かる。そのこぼれんばかりの笑顔が愛らしい。昨今の「カワイイ」とは異なる範疇の「かわいい」えじこである。今夜はそのエジコを紹介したい。口絵写真はその全体像である。
続きを読む "第809夜:田中敦夫の初期エジコ" »
高橋武蔵の戦前・昭和一桁台のこけしは目の位置が低い所謂「下目」が特徴である。この下目、愛らしさの根源ともなり大きな魅力ともなっている。一方、その位置や描線・筆致によって表情には微妙な変化が表れ、その違いもまた見どころとなっている。その下目は息子の正吾さんに引き継がれて「高亀」を代表する表情ともなって目にする機会も多い。先日ヤフオクに出品された武蔵の下目は特に素晴らしい出来栄えで何とか入手できたのは有難かった。今夜は武蔵のその下目のこけしを紹介しよう。口絵写真はその武蔵の表情である。
続きを読む "第801夜:下目の傑作(武蔵)" »
22日(日)に東京こけし友の会の3月例会があった。3連休の最終日にあたり、また気候も良かったこともあってか40名程の方々が集まった。リモートでの参加工人は鳴子の松田大弘さん。長髪で芸術家風になっており、こけしに関する想いを語られた。新品頒布は4工人。入札、抽選を含む中古こけしの頒布も良品が並んだ。ミニ・ギャラリーは大弘さんにちなんで鈴木庸吉のこけしが紹介された。第二部の持ち寄り鑑賞会は「本荘のこけし」で8工人の作品が賑やかに集まり、楽しい語らいに花が咲いた。口絵写真は河村音次郎の頭頂部である。
続きを読む "第794夜:友の会3月例会(R8)" »
こちらも今年になって「太治郎三代のこけし」を発行した後にヤフオクで入手したもの。こういう時期になって出てくるのは、やはりこけしの縁か…。弘道のえじこがいつから作られ始めたのか特に意識していなかったが、昭和34年のものは既に入手していた。本作は底書きから33年の作と分り、更に「初作」との記載もあることから是非とも手元で実際に見てみたいと思って落札した。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第789夜:弘道の初えじこ" »
津軽系のこけしで特に力を入れて集めているものに盛秀型の古型ロクロがある。盛秀型が入手難の頃、その中では手に入り易いかと思って集め始めたのである。盛美津雄、奥瀬一家(鉄則、陽子、恵介)のものを集め、その原型となる盛秀太郎の古作まで辿り着いた。同じ型(形態・描彩)のこけしであっても当然個人差があり、そこが見所でもある。特に恵介のこけしは時期によって変化があり面白い。今回、その最初期の作が手に入ったので紹介しよう。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第772夜:古型ロクロ続編(恵介最初期)" »
一週間遅れてしまったが、東京こけし友の会9月例会の報告である。流石の酷暑も一段落した気候の中、40名を超える方々が出席された。おみやげこけしは遠刈田系の佐藤正廣さん6種。新品こけしは4工人7種。オンラインからの招待工人は津軽系の阿保正文さん。第二部の持ち寄り鑑賞会は肘折系の奥山喜代治・庫治であった。口絵写真は鑑賞会に持ち寄られた喜代治のえじこである。
続きを読む "第770夜:友の会9月例会(R7)" »
戦前の古品は古色が付いて飴色になり彩色も飛んでしまっているという定説は過去のものになったようだ。その最たるものは今から10年程前にヤフオクに出品された古品群で、約1年間に都合4回で計200本余りを数えた。内容は大正期から昭和初期のこけしが大半で、その多くが作りたてのような極美の保存状態で出品されたのである。今回の希三のえじこもそのような極美のものであり、勇んで入札に参加した。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第766夜:希三の極美えじこ" »
2週間程前、ヤフオクに秋山とらよのこけしが出品されていた。とらよは耕作の妻で耕作の木地に描彩を行って、耕作・とらよの合作こけしを耕作名義で作っていたため、とらよ名義のこけしは珍しく気になった。しかも、それと同手と思われるこけしが米浪旧蔵品としてkokeshi wikiに写真が載っており、実物が見たくなり入札に参加した。何とが入手できたので紹介したい。口絵写真はその表情である。
続きを読む "第764夜:秋山耕作ととらよ" »
昨夜に続き今夜も庄七こけしの話である。ある工人のこけしが気に入ると、更に良いこけしが欲しくなる。その工人が戦前の工人であれば古品にも目が行く。そして多くの場合、時期を遡れば遡る程良い物が多いようである。一般的には、古いものほど数が少なく、また価格も高くなる。こけしの世界に嵌れば嵌る程、そこでの戦いは厳しいが、そうして入手した満足感とそれから受ける感動は計り知れないのも事実である。今夜の庄七もそうしたものの一本である。
続きを読む "第762夜:庄七を求めて" »
えじこ・ねまりこ こけしイベント その他 ダルマ・木地玩具 中の沢亜系 作並系 全て 写し 初期作 南部系 友の会 古品 国恵志堂特注 土湯系 小寸こけし 山形系 弥治郎系 木地山系 津軽系 秋保亜系 肘折系 蔵王系 豆こけし 遠刈田系 鳴子系
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