初期作

第577夜:佐久間義雄(二代目虎吉)のこけし

Tora2_s34yoshio_kao 筆者がこけしの収集を始めた昭和40年代後半頃には、二代目虎吉のこけしは入手難になっており、デパート等の展示・即売会では抽選品となっていた。その二代目虎吉のこけしも今では格段に安価になっており容易に入手が可能となっている。そんな二代目虎吉こけしの中でも、義雄名義(署名)のものは依然として高値で入手も容易ではない。製作数が少ないということが大きな要因なのであろう。戦後のこけしは沢山作られたこともあって今ではその多くが安価で容易に入手できるようになったが、一部の定番こけしは相変わらず人気があって高価になっている。義雄名義のこけしもその中の一つという事が出来るだろう。口絵写真は義雄こけしの表情である。

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第564夜:覚平の初期こけし(祝!カーリング女子<銀>)更新有り

Kakuhe_s33_kao 先ほど、北京冬季五輪のカーリング女子の決勝戦が終わった! 初めて決勝まで進んだ日本代表のロコ・ソラーレは残念ながら因縁の宿敵英国に敗れて2位となったが、初の銀メダル、五輪2大会連続のメダル獲得という快挙となった。カーリングLOVEの筆者は全ての試合を観戦し、勝っては喜び、負けては悔しい想いを抱いてきた。予選最終戦のスイスに負けての落胆から、前回と同じくスウェーデンの勝利により決勝進出をプレゼントして貰い、そこでスイスにリベンジしての銀メダル獲得。予選・決勝合わせて11試合という長丁場を経ても取れるメダルは1個だけ。そのメダルの重さは計り知れないだろう。勝った英国のスキップのミュアヘッドは前回の日本戦で自身のミスショットでメダルを逃し、それから4年間の苦しみを耐えての栄冠であった。表彰式では、あの気丈なミュアヘッドの目に涙が光っていた。日本はこれで、次回五輪では金メダルという大きな目標もできた。ロコ以外の日本のチームにも次を目指して頑張って貰いたいと思う。

さて、今夜紹介するのは南部系、佐々木覚平の初期のこけしである。南部系のこけしは特に力を入れている訳でもなく、従って所蔵するこけしもそう多くはない。佐々木家のこけしも10本にも満たない。そんな中、先日ヤフオクに出品された覚平のこけしは、初期のこけしと思われるもので、その風情に惹かれて入手した。口絵写真はその表情である。

掲載後、本作とほぼ同時期の作をご寄贈頂いたので、それを追加した(2/25)

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第562夜:盛秀の初期こけし

Morihide_shajime_kao 今日から2月が始まった。ほどなく中国北京では冬季五輪が始まる。日本の新型コロナの感染は鎮静に向かうのか、更なる増加に行ってしまうのか心配は絶えない。さて、昨日は盛秀太郎の昭和20年代、穏やかで明るい笑顔が微笑ましいこけしを紹介したが、今夜は更に時を遡った盛秀初期のこけしを紹介したい。数年前にヤフオクに出た正末・昭初の盛秀こけしは、古津軽の初原的で怪奇な表情とその出来立てのよう極美な保存の良さとから桁違いの高値となったが、本作は昨年10月に出品されたもので保存状態もそこそこだったため入手範囲内に収まって国恵志堂コレクションにやってきたものである。盛秀初期の特徴をきっちり備えたもので、昭和初期のものであろう。口絵写真はその表情である。

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第557夜:「国恵志堂ブックス」第4回配本

Ikuo_book_cover_part 「国恵志堂ブックス」の第4巻として「幾雄と栄治郎型こけし」を発行した。昨年の「正吾のこけし(追悼)」から始まって、今年は3冊を作り上げたことになる。コロナ禍でこけしの活動も大きな制限を受ける中、今や筆者の活動の大きな部分を占めるようになってきている。あるテーマを選定し、それに関係する工人とこけしの写真を中心に、そのこけしと工人に纏わる話をふんだんに入れている。こけしも古品から今風のものまで幅広く含めている。工人の経歴や過去の工人の顔写真などは、こけし界のバイブルである「こけし辞典」(kokeshi wiki)から借用することで、一貫性を保持できるよう考慮している。また、表紙に工人の写真を使用しているのも特徴の一つである。今回は、栄治郎型の中心工人である岡崎幾雄さんに登場願った。口絵写真は、その表紙の部分拡大である。

 

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第554夜:美津雄の初期こけし

Morimitu_s5303_kao 盛秀型の睫毛こけしにはあまり惹かれるものがなかったので、特別の訳あり品以外は殆ど所有していなかった。ところが最近は、ネットでも盛美津雄の初期の睫毛こけしが出てくるようになり、それらを見ているとじっくりと見てみたいと思うようになり、ヤフオクでも入手するようになった。友の会の例会には、盛秀を始め美津雄さん、鉄則さん、陽子さんの睫毛こけしが毎回出ることが多く、11月の例会でも、美津雄さん3本、鉄則さん2本の睫毛こけしが並んでいた。その中の1本は、その面描や署名、底書きなどから初期のものと思われ、入札に参加した。最近では、盛秀型こけしは会員には食傷気味なのか、応札は他に1件しか無く、入手することが出来た。今夜はそのこけしの紹介である。口絵写真は、初期睫毛こけしの表情である。

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第547夜:弘道の微笑み(誕生)

Hiromiti_s3307_kao コロナ禍の中で、本ブログの更新も滞りがちであるが、久し振りに書く気を起させるこけしがやってきた! 斎藤弘道のこけしである。弘道のこけしは「弘道の微笑み」と題して、昭和33~34年作のこけしを追求しており、国恵志堂の蒐集テーマの最右翼に位置するものである。筆者が最初に弘道のこけしを見たのは「こけし 美と系譜」である。88頁には、太治郎と弘道のこけしが3本ずつ掲載されている。その弘道こけしに魅了されて、以来50年に渡る蒐集生活を送ってきたのである。今、その「美と系譜」の解説を読み直すと、弘道の製作日付けに間違いがあることも分かる。今夜紹介するこけしは、そこには載っていないもの、3本の内、左2本の間に位置する時期のものである。口絵写真は、そのこけしの表情である。

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第542夜:野地スマイル(3)

Noji_s5307_kao 毎日が休日の生活をしていると記念日に対する感覚も薄らいでくる。そう言えば今日は秋分の日、それに合わせた訳ではないだろうが、今日はNHK総合で大谷の試合を中継していた。昨日、久し振りのHRを打ったこともあって、TV観戦をした人は多かったのではないだろうか。4時間を超える長い試合で、大谷は4四球でHRは無く、ひたすら疲れた試合ではあった。さて、野地さんの初期のこけしには特に興味を持っており、第452夜と453夜で紹介した。先日ヤフオクに、その頃の作と思われるが、表情が全く異なる野地こけしが出てきたので入手した。他に応札した人は居なかった。今夜はそのこけしを紹介したい。口絵写真は、その表情である。

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第537夜:英太郎(18歳)

Eitaro_18sai_kao 日本の五輪メダル・ラッシュと競うように急拡大を続ける新型コロナウイルスに対して、国や地方自治体はもはや打つ手はないようだ。国民にひたすら自粛を求め、ワクチンの普及に望みを託している。五輪での日本選手の活躍にTVを始めマスコミの関心は完全にそちらに向いており、コロナに関する報道はめっきり少なくなってしまった。さて、筆者のこけし活動もヤフオクに頼る所が大きくなっている。そんな中で、先日、佐藤英太郎の18歳作と言う保存完璧のこけしが出品され、獲得に走ってしまった。今夜は、そのこけしを紹介しよう。口絵写真は18歳英太郎の表情である。

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第512夜:帰ってきた蛸坊主(荒川洋一)

Yoichi_s46_kao こけしを集め始めて最初の産地訪問は、昭和46年の10月。大学のサイクリング部の合宿で会津若松から福島まで磐梯・吾妻スカイラインを走破した帰りであった。その時は、飯坂と土湯温泉に行き、3本のこけしを求めた。土湯温泉ではバス停横のアサヒ写真館で2本のこけしを買った。1本は欲しくてたまらなかった斎藤弘道さんの作、そしてもう1本は蛸坊主を選んだ。まだ工人名もろくに分からない時期で、蛸坊主は荒川洋一さんと三瓶春男さんの作があったと思う。作品の良し悪しなども分からず、荒川作を選んだのは、胴底の署名に「芳蔵弟子」と書かれていたからであった。その蛸坊主は国恵志堂の4番目のこけしであった。しかしその後、そのこけしは手放してしまった。最近、こけし自分史なるものを纏め初めたところ、この収集初期のこけしが必要になり、その写真を探したが見つからなかった。ところが先日、そのこけしがヤフオクに出てきたのである。何とも嘘のような都合の良い話であるが、そうしてこの洋一さんの蛸坊主が戻ってきたのである。今夜は、その蛸坊主を紹介したい。口絵写真はその表情である。

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第508夜:初期の伊太郎型(小島俊幸)

Kojima_itaro_s430610_kao 昨夜の続きで、今夜は小島俊幸さんの伊太郎型である。昨夜の紹介にあるように、こちらも胴底に「43.6.10作」の書き込みがある。この時期に小島さんが阿保さんと一緒に作っていた伊太郎型が2種類あることは昨夜述べたが、本作は阿保さんの伊太郎型とは別の伊太郎型である。口絵写真は、その初期伊太郎型の表情である。

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